2008年01月23日

『Bridge to Terabithia』テラビシアにかける橋

子どもはいつか大人になる。だけどそう言われてみれば
小さい頃は想像力で色んなものを補っていたのかもしれない。
ちょっとだけ、思い出した。

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ぽちっとプリーズ。

テラビシアにかける橋 オリジナル・サウンドトラック

テラビシアにかける橋 (偕成社文庫 3264)
11歳で想像の国なんて…と思いつつ、よくよく思い出してみれば
似たようなものだったのかもしれない。大人みたいな、でもオトナじゃない
子どもだけの世界があったわけで、かつては誰だって住人だった。
秘密基地を作ってああやって遊べたら…
もしかしたら今でも楽しめるのか、尤も5時になったら
帰らないとならんけど。

木の上の家っていうのは憧れだ。(高所恐怖症のくせに。
憧れるのは勝手だしね)さらには「犬」もついてくると
これはもう最高だよね。
よく思うんだけど、私もあのアメリカの田舎の、
出来ればもう少し前のアメリカに少年として生まれたかったよー。
そしたらレスリーみたいな女の子と遊ぶのに!

閑話休題。
周りのオトナたちがしっかりオトナしていたこの映画。
ぶっきらぼうで一人だけの男の子を強く育てたい突き放し型
お父さん。かたやレスリーのパパは娘の友達をぎゅううっと
抱きしめてくれる接近型。どっちのお父さんも手を差し伸べて
くれている。対照的なのがジャニスのパパね。言葉でしか
出てきてないですけどこっちは暴力型ダメオヤジみたい。
だから彼女が苦しんでいたこともわかって、最初は敵だった
想像力の中での彼女も最後に手を差し伸べてくるわけだ。
ところで酷いブスだと思ってた彼女、ちゃんとした写真を
見るとかわいいですな。びっくり。

そしてなんと言っても魅力的な二人の先生。最初はとにかく
怖かったあのオバさん教師がジェスにかけた言葉はとっても温かかった。
厳しいだけじゃない彼女の一面がよかったなぁ。
そうそう、あの袖のところにハンカチをいれているのは
外国じゃよくあることなんだね。オーストラリアの私のママな
ダフネさんもそうなんですけど鼻かんだハンカチをまたあすこにしまうの
だけは今でも納得できません。(どうでもいいっすね)

そして何よりよかったのがエドマンズ先生。
ってかあんな音楽の授業私も参加したいようー。
先生と打楽器叩きたいようー。
是非とも参加したい、何となく歌ってしまいたくなるクラスを作るの
なんて大変なことだと思うよ。ちょっと「荒城の月」じゃ
無理だもんー。さくっと生徒の才能を見抜いて美術館に
連れてってくれる先生なんて今ではいないだろうから貴重ですな。

レスリーに起こった悲劇は唐突で、でもまぁそうくるのはわかっていたし
(というか、私は何故か「変質者に殺されるのであろう」と勝手に
予想していた。一体なんでだろう)意味深だったから別に大した
オドロキではなかったのだが、それにしても…ねぇ。
彼にしたらそりゃ受け入れられないよ。
ちょっと大人びてて言うこともしっかりしてて、男の子よりも色々できちゃう
レスリー。でもやっぱりいじめっ子は怖かったりするそういう普通の
ところも持ち合わせてる彼女が魅力的でした。実際かわいいし。
犬もねぇ。子どもと犬はホントいいよ。
ああ、パパとのダンスのシーンもとっても好きでした。

そんな彼女が現れなかった、のは残念だけどそれでいい。
想像力の中では彼女が復活を果たすことだって可能。だけど
出てこなかったのはジェスがすこーーーしだけオトナになった
せいなのかな。忘れない、忘れないけど彼はそれを妹とは共有するつもりが
なかったんだろうな、と解釈します。あくまで二人の世界。
妹とは新しい世界、ベースとなる世界はあったにしても、を作るわけだ。
もう少しでそういう世界とはサヨナラするかもしれないジェスだけど
オトナになる通り道に彼女がいてくれてよかったね。

★★★★☆ 老犬ヤマトとファンタジーへと旅に出てみようかな。
    それって怪しいよな。せめて夢で見てみたいもの。
posted by minori at 22:55| 宮城 ☁| Comment(4) | TrackBack(12) | 映画「た」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは!
TB&コメントありがとうございました。

私はこの映画の予告を1回も観ず、チラシも全く読まずの状態で鑑賞しましたので、レスリーの運命をこれっぽっちも想像しておらず、、、大ショックでした。
あの展開は辛すぎでした。
あんな小さな子どもなのに可哀想で可哀想で・・・
それで、この映画のメッセージを受け止める余裕もなく鑑賞を終えました(汗)
ジェスは、家族や周りの人たちに助けられて悲しみを乗り越えたようには見えましたが、きっと心の中にはレスリーがい続けると思います。
それはそれでいいのでは・・・とも思いました。
Posted by 由香 at 2008年02月04日 00:11
11歳のころというと、第二次反抗期に入ったあたりでしょうか・・・ちょうど大人へのステップを踏む年頃ですよね。
ちょっと辛い思い出になるけど、確実にいい方向に成長したと思えるのが良かったです。

俺も小学6年のとき、それまで好きでなかった音楽にちょっと目覚めた頃でした〜〜♪
Posted by kossy at 2008年02月04日 07:22
■由香さん!

こんばんわー。コメント&TBありがとうございます!ああー。予告編を見ていればある程度想像できたかもしれなかったですよねぇ(笑)私は変質者に殺されるんだ…と無駄に話を膨らませて考えてたりしたんですけど…それも微妙ですよね。

ジェスはこれからずーっと胸の奥に寂しさを抱えて生きていくことになるんですよねぇ。乗り越えるのはなかなかキビシそうですけど彼なら大丈夫なのかなぁ。
Posted by minori at 2008年02月04日 19:26
■kossyさま。

11歳といえば女子だとわりとオトナなんですよねぇ。懐かしい(遠い目)彼の場合はレスリーにあったことできっと前向きになれたし、いい出会いになりましたよね。

音楽ねー。小学校の頃は…光GENJIとか聞いてました(笑)子どもですね(笑)
Posted by minori at 2008年02月04日 19:36
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