2007年06月30日

『ゆれる』 ゆれたのはココロ。

橋も「ゆれた」し、ココロも「ゆれた」。

ゆれる
ゆれる


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ぽちっとプリーズ。

男兄弟の諍いって確かに女姉妹に比べれば
表面的にではなくてふかーいところで起こってるような
イメージはある。しかしそれをこんな風に表現
されるとは思ってもみなかった。
しかも監督さんはまだ若い女性だしね。
事件がどうのこうの言うよりはそれを巡って
がらがらと崩れていく日常、兄弟間の距離を
丁寧に描いていましたね。

兄弟って違うもんなんだ。ただいつも
思うのはいいヒトは危うい。ちょっとヤな
ヤツでも感情を日ごろから吐露してる
ヤツのが崩れにくい。そうできないのは性分
だからなのか。
けど弟はそれを理解してやれる唯一の存在だった
はず。アニキを凝視してればそれがウソだって
ことは薄々わかってしまうはず。目を瞑った
ことで彼にも責任はあったんだね。
あの洗濯物をたたみながら吐く嘘、という
シークエンスは絶妙でした。
ウーン、と唸りたくなるくらいに。

弟もクールな自分を気取りつつ、結局はそれが
仇にもなってしまった。もっとちゃんと
「観て」あげてたらね、と自分が弟になったかの
ように思えてくる。私はいいヒトじゃないから、
どうしても弟の視線で見てしまう。
弟と同じように憤り、もどかしく思ってしまった。
だから彼を責めることはできないわ。

ちょっとあいまいになってしまったチエコさんは
いい年なんだからやっぱりちょっとイタいかな。
稔も確かに気持ち悪かったけど、あんな態度を
とる必要もなかったし、だったら「イヤー実は」
って言ってくれたほうが稔としてもよかったのかもね。

その査定にひっかかる、というキム兄演じる検事が
よかったです。敵に回したくない検事でした。

兄がラスト弟を自然に受け入れいてしまった、としたら、
勿論コドモの頃繰り返したやり取りへの自然な反応だったとしても、
やっぱり兄はいいヤツだったんだな。
それはやっぱり彼が「弟」だからなのかな。

★★★★☆ ココロの奥を突かれたような。
posted by minori at 09:34| Comment(1) | TrackBack(4) | 映画「や・ら・わ」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
minoriは、ネットでプリーズと、大きいココロなどをBLOGしたかったの♪


Posted by BlogPetのガエル at 2007年06月30日 11:27
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