2012年02月26日

2012アカデミー考察



2012年アカデミー考察を少し。
残念ながあら今年は2作品を見逃してしまいました。
機会があったらその二作品も是非鑑賞したいものです。

去年のアカデミーになんとなくしっくりこなかったものを感じていましたが、
今年はどの作品もとにかく単純によかった。
ジャンルが違うからこれの中で一つ選ぶという作業は本当に厳しいと思われます。
特に私が気に入った5作品はどれもこれも甲乙つけがたい!



★★★★★『The Artist』アーティスト

敢えてサイレント。まずはその試みに拍手。
映画とは何か、というベーシックな形に戻ったこの作品はある意味新しく、
とても懐かしい。チャップリンの映画を思い出しました。
女優さんは現代的な顔立ちでしたけどね。
とっても素敵なピュアなラブストーリー。ワンちゃんがいいスパイスを与えた
素晴らしい作品だったと思います。

★★★★★『The Descendants』ファミリー・ツリー

邦題、なんとかならなかったんですかねー。ツリー・オブ・ライフと
混乱しちゃう。

派手さはないもののじわじわとよい作品。ハワイの音楽と景色も素晴らしい。
去年の『Kids Are Alright』とちょっと系統が似ている作品かな?
ジョージの演技もよかったけど、家族のことをいろいろ考えさせてくれる
作品でした。家族のメンバーが心裡に秘めていることっていうのは
家族同士でもなかなかわかりあえず、あるときそれが爆発して、どう対応するかが
求められる、どこのうちでもあることだからこそ、皆がいろいろ考えさせられる
そんな作品でした。娘の彼のアホさ加減となぜ彼なのか、というポイントが
気に入りました。

★★★★★『Extremely Loud and Incredibly Close』
             ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

昨日見たばかりでまだ感動の余韻。
地震にしろテロにしろ、全く無害な人たちが巻き込まれてしまう悲劇。
少年オスカーの身の上に起こった喪失と再生。
父の愛も、母の愛、そして家族の愛がストレートに胸に打つ。
子どもの視線だからこそ、大人として不甲斐ないし、理不尽な子どもの言いぐさに
大人として怒りたくなっちゃったりするけど、そこはそれ、見えないものが
見えてくるラストへの布石だったんですねー。
最後に見える真実に涙が止まらない作品でした。そしてもう二度とこういう
悲しみを子どもに与えて欲しくない、とも。


★★★★★『HUGO』ヒューゴの不思議な発明

マーティン・スコセッシらしからぬ、映画への愛に溢れた素晴らしい作品。
「アーティスト」とはアプローチの仕方が全く違うけれどもテーマは同じ。
映画とは何か、という初心に還らせてくれる作品だったのかも。
ハラハラする上からの視線を3Dで表現し、なおかつ映画への愛も語ってくれる
非常に親切な作品(笑)この映画はたぶん、どんな人へも自信をもって
おすすめできる映画なんじゃないかなぁ。
ちょっとだけ登場のジュード・ロウも素敵。パリの駅も素敵。ボラットも
いい味だしてんじゃん。

★★★★★『Midnight in Paris』ミッドナイト・イン・パリ

NYではないウディ・アレンがまさかこんな素晴らしい作品を打ち出してくるとは!
どことなく卑屈でしゃべりすぎな彼がいまいち苦手な私ですが、これには脱帽。
オーウェン・ウィルソン演じるウディ・アレン(彼の映画の主人公はいつも彼自身の
分身に思えます)にとても好感が持てたし、パリの夜が見事にハマってました。
文豪や芸術家たちがいる世界は、魅力的。私だってあの人たちにあって、
会話がしてみたい。それができたらどんなに素晴らしいだろう。
サクっと行っちゃう過去もSFめいた派手さがなくとても好印象。

英語だっただけに、文豪・アーティストに造形がないとさっぱりわからない、と
同行した友人が言ってました。確かに多少の予備知識が必要かな、とは
思いますが、そこはそれ、マニア受けでもなんでも、私はとにかくこの世界観、
大好きでしたねー。

★★★『Moneyball』マネーボール

脚本に『ソーシャルネットワーク』の人が携わっているみたいですね。
というのもなんとなく全体的に似ているわけなんですよね、この二作品。
誰もが初めてのことをするときは、やはりどうしてもエキセントリックになっちゃ
うし、周りの受けもよくない。でもこうやって見てみると、それが成功する
鍵だったのか、と目からうろこの真実でもある。
興味深いテーマだったし、ブラッド・ピットもそして相棒をつとめたお笑い専門だと
思ってたジョナ・ヒルもよかった。
が、いかんせん単調で私の中ではちょっと飽きちゃったかな、という感も否めず
星みっつです。

★★『Tree of Life』ツリー・オブ・ライフ

テレンス・マリック。映像美のこの監督、映画上級者向けかな、と。
飛行機で見ちゃったので途中昏睡に陥ってしまいました…のでもう一度見てみないと。
なんか催眠術かけられているみたいになっちゃった。
テーマは興味深いんですけどねー。いまいち私この監督とは相性がよくないのかな。
ま、もう一回必ず見ます。

と、以上が見た作品です。最初の五つはどれもとっても好きだから
選ぶのはそうとう厳しいです。が、敢えて選ぶとなると…
単純に映画を楽しめた、『The Artist』に一票です。
Extremely、もよかった、けど多少重い。
The Descendantsはちょっと地味、
Hugoはよかったけど3Dの必要性、
Midnightは多少マニア向け、
というマイナス点をあげますが、でもやっぱりどれもよかったのです。

さて、どれがアカデミー、とるのでしょうね。楽しみ★
posted by minori at 12:38| 宮城 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画について。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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