2011年03月27日

『The American』ラスト・ターゲット

笑顔の消えたジョージ・クルーニー

The American
The American


映画の冒頭の映像から、クラシック映画をだったっけ?と思ってしまった。
終始一貫して、台詞も少なめ、冬の空気の静謐さが映像に現れ、さらに
イタリアの小さな町アブルッツオの静かな日常を映し出したこの映画、
いかにもハリウッド的な作品を求めるとがっかりする人も多いかもしれないですが、
私はこれ、とても好きでした。

小さな町を舞台でわけアリな人が、という点で『In Bruges』を思い出しましたが
こっちはもっとシブかったですね。

一見暗殺者のように見えるジャック、もしくはエドワルドは実は武器職人。
だけど、その仕事の特殊さから命を狙われることもしょっちゅう。
誰も信じず孤独にいきる彼が唯一生きた表情を見せるのは武器を作っているときのみ。
そのプロフェッショナルな手さばきが美しく、しかし彼の孤独が強く現れていた。
出会ったクララという娼婦と引退しようとするも、彼は何故か刺客に追われている。

淡々としたアブルッツォの日常なんだけど、飽きもせず見続けていられるこの流れは
非常に良くできていたと思う。監督はミュージック・ビデオ出身らしいんだけど、
上手かったなぁ。舞台がまたよかったのかもしれない。
森のシーンもよかったし。

二人の女性の対比もまたよく。
あんな美しい暗殺者と娼婦。北欧系の「いかにも」的な美しいテクラと、
イタリアンアクセントがかわいいクララ。それにしても女でさえ信じられない彼の生活も
本当に大変だわ。

ラストは、まぁそうだろうな、とは予測したものの、
これがベストだったんだろう、と思う。
賛否両論あるような気もしますが。

本当にクラシックな(実際これ、いつの時代が設定なのかもわからない)雰囲気が
美しかったこの映画。ポスターも非常に魅力的。
笑わないクルーニーも悪くなかった、かも。
タイトルもシンプルでヨシ(邦題はラスト・ターゲットですか。び、ビミョウ)

ところで、またしばらく宣伝活動をしますが、
被災地出身海外在住の私に出来ること、前述したルーシーとともに
ブログを立ち上げています。
皆様、是非遊びにきてください。オーストラリアからのみんなの思いを
写真とともに綴っています。
こちらです。ココ

blogpic.jpg

posted by minori at 20:44| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画「や・ら・わ」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。