2011年02月14日

『Let the Right One in』ぼくのエリ

ヴァンパイアはやっぱりヨーロッパ。

Let The Right One In
Let The Right One In

(ちなみに私が借りたDVDはこんなカンジー。日本のと全然違うから一瞬気付かなかったくらい!!)


ストックホルムの寒々しいバッググラウンドとなる白い雪、そして真っ赤な血。
淡々としているイメージがある北欧だからこそ映えるテーマ。

いじめられっこのオスカーが出会った子は12歳を何年も繰り返している。

子どものヴァンパイアはわりかし珍しいよね。
トワイライトも17歳から18歳。
大人になればずっとそのままでいても不自然ではないけど、
子供だと怪しまれる確率が高い。だから成人まで待って、ヴァンパイアになる。
っていうのはある意味このお耽美な世界では常識なような気がするのは、
私が『ポーの一族』という作品をこよなく愛するからでしょう。

ポーの一族 (1) (小学館文庫)

(読んだことのない方は是非、是非読んでみてください!私がもっとも愛する漫画です)

そう、これを見て思ったの。これは『ポーの一族』に近いぞ、と。
どのヴァンパイア関連の映画よりもこれが一番ちかい。
性別不詳な美しい少女とヴァンパイアとなりうる可能性を秘めた
美しい(というか時々象に見えたんだけどね、何故か)金髪と白い肌を持つ少年。
お互いに孤独と言う闇を心に秘めている。

もうまさに『ポーの一族』をベースに勝手に想像を膨らませてしまう私。
あのおばさんは変化の途中だったんだな、とか、
乾いてしまうと身体にも変化は起きるんだ、とか(この映画の場合は老化現象)。
乾いているエリは時々わざと老けたカンジになるのも効果的。
ニオイもじーさんやらばーさんのニオイがしたんだろうね。

あのおじさんとの関係も細かく書かれていないだけにとても気になる。
非常に上下関係のはっきりしたエリとおっさんだったけど、
彼の過去も気になるところです。
ずさんすぎるあのやり方、正直エリ一人でも何とかなるだろう、
と思ったのですが、
ただやっぱり保護者のような人がいたほうが家を借りるのも楽だし、
便利そうなんですよね。

あのラストがオスカーが辿る未来を不安にさせるのだけれど、
ふたりのココロの闇の部分がぴったり重なり合っただけに
(モールス信号でココロを通わせている姿は秀逸)
違う未来を期待します。
あまり悪くない将来だと私は思うのだけれど、どうでしょうね。
彼もエドガーに連れて行かれたアランのように
(これもまたポーの一族です)
種族を変えて生きていくのでしょうかね。
出来れば多少生きにくくても同い年の二人でいて欲しいな、というのが
私の願望。

さてさて、どうやら日本のDVD、ぼかしとやらが入っていたそうですねー。
あれ、一瞬何だかわからなかったんですけどね。見たけど。
きゅっとしばってあった、というか。
でもあれ見て「あー」とは思ったのでやっぱりぼかすべきではないのかと。

それからそれからタイトルですよ。
ぼくのエリ、って私は思いっきり明るい映画を想像しちゃいましたよー。
英語タイトルはLet the Right One in.
これ、素晴らしいタイトルなのにねぇ。
「正しきものと共に」軽い意訳だとこんなカンジ?
少なくとも200歳の「少女」よりはね。
おっと、その後英語の記事を見てたら吸血鬼って必ず相手のおうちに
いれて、って言うらしい。そういえばエリもいってたね。
このタイトルもそこからきたらしいです。

雪景色とあの張り詰めた空気、雪国出身の私としては、
その空気感とともに、映画を楽しむことが出来ました。

ハリウッド版が無駄な白塗りではありませんように。
もう見れるのかな。チェックしないと!

posted by minori at 20:09| 宮城 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画「は」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
minoriさん、こんにちは!
そちらは暖かいですか?こちらは昨日は雪!とても寒いですよ。
ポーの一族、私も好きでした〜☆
でもね、リアルタイムに読んだんじゃなくて、20歳くらいになって、もう大人になってから読んだんです。とはいえ、もう20年以上経ってしまっているので、是非再読したいです。
常々思うんだけど、日本の漫画って、ほんとに素晴らしい!
あんな昔に、こんな名作を考えつくだなんて、この僕のエリとかその他のバンパイヤ映画に全くひけを取ってない。いや、ひけを取ってないどころか、勝っている気がします^^

ソウルキッチンの方も記事、拝見させて頂きました♪
ボタンのシーンは笑いましたねー。
あと、私もminoriさんと同じに、もっとあのシェフの出番というか、活躍を見たかったな〜って思いました。

また遊びに来ますね^−^
TB送ったのですが、ダメだったかな・・。
Posted by latifa at 2011年02月15日 10:09
「ポーの一族」の世界観なのね?
わかった!読んでみるみるよー。
(bookoffにあれば!)

邦題はね、確かに・・
とくに少女って言ってしまうのは問題かな、、
だけど日本語版の小説にも登場人物の説明として「少女」って
記載されてはいるんだけどね。

あるブロガーさんがこんなこと言ってた。
「ぼくのエリ、200歳の少女」じゃなくて、
「わたしのオスカー、12歳の少年」だろうって。

それにしても!ラストシーン、すごくよかったよね。
でもラストシーンにおける“ある部分”はね、
原作には全く設定のない映画用のショットだったんだけど、
まさか小説にこの部分がないとは思いもしなかったから、
読み終えた時、映画のラストシーンの素晴らしさを改めて実感したわ。

最近また映画観てるみたいやね!!
仕事場イロイロ大変そうだけど(笑)、映画観て現実を忘れちゃえー。
Posted by きらり+ at 2011年02月15日 11:57
■latifaさん

こんばんは!遊びにきていただいて嬉しいです!
なんだか雪みたいですねぇ。東京でも雪なんだそうで!
二月の雪は寒いんですよね。
こっちはもぉわぁーんという暑さとともにじりじりと焼かれて非常に暑い!です。

ポーの一族、私も20歳くらいに読んだんですよ。
私すぐ買っちゃっいましたもん。
今度送ってもらおうかな。読みたい…。
ホント、ひけをとってないどころか、あの作品のほうが深いですよ。
絶対!!!

ソウルキッチン、私も遊びにいきたいと思いますー。
また是非遊びにきてくださいー。
TB,どうなんだろう…あれれ?
Posted by minori at 2011年02月15日 21:40

■きらり+ちゃん。

ブックオフ、絶対あるはず!読んでみて!
あれは深いよー。

おお、確かにエリ目線のほうがタイトルはいい感じがするけど、
ゴロがあまりよくないね(笑)

ラストシーンのあるシーンの言葉の意味がかわいいよね。
そっか、あれ、映画用のラストなんだね。
でもあれがよかったんだよ。

職場は大変だけどその分稼いで映画見るよ(笑)
Posted by minori at 2011年02月15日 21:40
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