2006年05月26日

『リトル・ランナー』5月25日は歴史家ベーダの日

おそらく2006年、日本で見る映画はこれが最後になるのかと
思うと少し感慨深いけど、素敵なミラクルのこの映画、見れて
よかったな。全然「いたいけ」じゃない煩悩多き少年だけど
なんだかギュッと抱きしめたくなるようなキモチになりました。

リトル・ランナー


banner_03.gif
ぽちっとプリーズ。


何しろカトリックの学校なだけに、「厳しい」「真面目」
なイメージを抱くものですが、主人公ラルフはタイトルにも
あるSaint(聖人)とは程遠く校則は破るわ、反抗するわ、
しかもアメリカン・パイのジムのように女の子のことで
頭はいっぱい。
一見真面目そうに見えるんだけどなー。全然そうではなく。

そんな彼もまだ14歳なのよね。お父さんは
戦争のヒーローっていったって亡くなってて傍にいてくれないし、
お母さんも入院していてしかも昏睡に陥ってしまう。
すがるものは「奇跡」だけ。その単純さが子どもゆえなんだろうけど
あまりにいたいけなもんで応援したくなっちゃうのです。

それにしてもプールには笑っちゃったよー。そのほか
別にそういうつもりはないのに顔がワイセツだったのか、
怒られたロープとか(笑)結構笑ってしまいました。
それにしてもプールにあんなスポットがあったとは…そりゃ
あのくらいの年頃の男子は寄り付いちゃうよ(笑)
そして次の日には学校はおろか、町中までプールでの出来事が
広まってるんだから小さい町ってば(笑)

そんでもってそれをお母さんに報告してるんだから
びっくりだよ。母さんショックで昏睡に
なったんでは?と思うくらいで(笑)まぁあのお母さんなら
おおらかに見つめてくれるだろうけどさー。

そんな彼だけどお母さんがあんな状態になって落ち込んでいるときに
聞いた「奇跡」という言葉が彼を変える。今までなかった
「希望」が生まれるんだよね。だから必死に信じたし
妄信的にもなってしまう。体を痛めつけるんじゃない?と思うくらいの
練習は普通のおうちじゃ出来なかったよ。お母さん心配するもの。
心配してくれる人があまりいない彼だからこそ頑張れたわけで。
だからこそコーチであるヒバート神父の存在が大きい。

今まで誰も信じられなかった彼が少しずつ少年に歩み寄る姿も
またよかったな。彼がお父さんみたいになるのかしら?と思ったけど
ヒバートは着かず離れず。この距離が「いいな」と思いました。
ハリウッドなら確実にマラソン終わった後派手に抱き合うとみた。
そうならないところが好感度アップです。
放校にならないための手も巧くて、彼、いいなぁ。
あの神父服&自転車がいい。

私の中の宗教っていうのは「赦す」もの。
(とはいえ勿論無宗教ですけど)このカトリックってのは
とにかく「戒め」「戒め」でいったいなんのためにあるんだろう、
とよく思っちゃいます。勿論そうじゃないんでしょうけど
このえらい神父(名前なんだっけ)を見てると「単なる意地悪な
人」にしか見えなかったな。もちろんそういう撮り方をしてるんだけど。
まぁこういう悪役もいないと映画は成り立たないか、うん。

友人チェスターのアツいキモチにも感動。そして苛めてた
ヤツらの暖かい出迎えもよかったな。そうそう、看護婦アリスも
よかった。
(ダメ、って言った看護婦さんはジェニファー・ガーナー似
そしてアリスはとても看護婦には見えないところがナイス)
彼女が思わずぎゅっと抱きしめたキモチがわかるよ。
起きて!と叫ぶ姿は見てて切なかったもん。
犬のフンですらどうにかならないかな、と思うのはまさに
ワラにもすがるキモチだけど、もしかしたら、と思うのは理解
できるな。クリスマスも切なすぎたし、
赤いジュース(ジュース?)をそっと紅に見立てて
塗るシーンも切なかった。

そんな彼の切ない母だけを思った気持ち。結果は出せなくても彼は
大きな物を得たよね。そんな彼へのサイコウのプレゼント。さりげない
ラストがよかったです。ステンドグラスも素敵。
そうそう、各エピソードに守護聖人の名前が散りばめられているのも粋。

★★★☆☆ ベタだがイイ。
posted by minori at 20:06| Comment(6) | TrackBack(9) | 映画「や・ら・わ」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは☆
なんか笑っちゃ悪いけど笑っちゃいますよね〜。
そうそう、あのプールのシーンは可笑しかった!
そんな型破りな一方、一途な想いに必死になる姿にはジ〜ンと胸を厚くさせるものもありました。
キャンベル・スコットが久しぶりに萌〜なのでした。笑
Posted by charlotte at 2006年05月26日 22:09
■charlotteさま。

こんばんわー★
いやいや、笑っちゃいましたよね。失笑、という
感じで(笑)プールには参りました。

そうそう、そんなヤツなのにお母さんの
こととなると必死なのよねーとなんか
いじらしくなりますよね。

キャンベル・スコット…
チェックしたものの見た作品がありませんでした…。
修行が足りないですね(笑)
Posted by minori at 2006年05月26日 22:18
え?日本でコレが最後の映画?
そんな身の上なのですか?
もしかしてボストンマラソンに出場するために?
出るときは教えてね( ̄∀ ̄*)


この映画、変にハリウッド寄りになってなくてヨカッタですね。
カナダ映画も良いものです。

それにしても煩悩というのは何とも痛いものですね(笑)
Posted by こっちゃんランナー at 2006年05月27日 11:36
■こっちゃんランナーさま。

こんばんわー。
ええ、そうなんです。来週からワーホリで
オーストラリアにいきますのでそれで
今年はもうこれで最後だなーと。
ボストンはでませんが、ゴールドコースト
マラソンに参加するときはお知らせ
しますね(笑)無理無理ー。

そうそう、カナダ映画、
『大いなる休暇』が完璧だっただけに
最近アツいですよー。

煩悩は…仕方ないですよ(笑)
イタいですけどね〜。
Posted by minori at 2006年05月27日 19:06
はろん。
おお、これが日本語字幕での見納め映画なのね。
応援歌としてはバッチリでしたね。

招待メールありがとー。
そちらでもよろしくしたいです。


Posted by かえる at 2006年05月29日 02:06
■かえるさん。

そうなのでしたー。
しっかりと応援されました(笑)

招待メール届いて何よりです。
むふふ。あちらでもどうぞよろしくです。
楽しんでいきましょー★
Posted by minori at 2006年05月29日 20:11
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/18407668

この記事へのトラックバック

リトルランナー
Excerpt: マラソンというのは一種独特の精神世界的なものを感じるけど… この作品はコメディのようなサクセスストーリー的な作品。 思春期の男の子達ってこんな感じなんだ〜とちょっとお勉強した気分。笑 規律正しい私学..
Weblog: シャーロットの涙
Tracked: 2006-05-26 22:04

リトル・ランナー/アダム・ブッチャー、キャンベル・スコット
Excerpt: 劇場予告編からして泣けそうな匂いが漂ってくる作品なので、期待せずにはいられませんでしたが、大丈夫ッ、これは宣伝に偽りナシでした。2004年トロント映画祭プレミア上映で絶賛の拍手を浴びたというのもその様..
Weblog: カノンな日々
Tracked: 2006-05-26 23:16

「リトル・ランナー」
Excerpt:  2004年/カナダ  監督/マイケル・マッゴーワン  出演/アダム・ブッチャー  イギリス映画かと思いきや、カナダ映画だったのですね。  予告を観た時は、もっと湿っぽいお話かと思って..
Weblog: It's a wonderful cinema
Tracked: 2006-05-26 23:31

『リトル・ランナー』
Excerpt: ----これはタイトルで想像ついちゃうな。感涙系のスポーツ映画でしょ? こういうのって難病を克服して走るって言うのが多いよね。 「半分は正解で半分は不正解。 というのもこの主人公、14歳の少年ラルフは..
Weblog: ラムの大通り
Tracked: 2006-05-26 23:45

リトル・ランナー Little Runner~
Excerpt: ちょっと泣いちゃった。。。えへ o(*^▽^*)o♪ 14歳の小さな男の子が、大きな「奇跡」を信じてボストン・マラソンに出場するお話です。これカナダ映画なんですねぇ。勝手にイギリスの映画だと信じてい..
Weblog: こっちゃんと映画をみまちょ♪
Tracked: 2006-05-27 11:36

『リトル・ランナー』
Excerpt: しめっぽくないのがいい。すがすがしい感動。 不屈のユーモアにスポ根プラス信仰、愛、希望の力あり。 1953年、カナダのハミルトン。カトリックの私立校に通う14歳の問題児のラルフは、病気で昏睡状..
Weblog: かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
Tracked: 2006-05-29 02:01

リトル・ランナー@我流映画評論
Excerpt: 今回紹介する作品は、2004年公開のカナダ映画『リトル・ランナー』です。 まずは先にストーリーから・・・ 舞台は1953年のカナダ。 カソリックスクールに通う14歳のラルフの難病の母..
Weblog: ジフルブログは映画・音楽・札幌グルメを紹介|GFL BLOG
Tracked: 2007-09-21 02:51

リトル・ランナー
Excerpt:  『奇跡なんて、起こしてみせる!』  コチラの「リトル・ランナー」は、病気の母を助けたい一心で”奇跡”の実現に向かって走り出す少年の汗と涙と笑いの奮闘を描いたヒューマン・スポーツ・コメディです。..
Weblog: ☆彡映画鑑賞日記☆彡
Tracked: 2008-08-27 22:13

映画『リトル・ランナー』を観て
Excerpt: 原題:SaintRalph(カナダ)公式HP上映時間:98分監督・脚本:マイケル・マッゴーワン出演:アダム・ブッチャー(ラルフ・ウォーカー)、キャンベル・スコット(ヒバート神父)、ジェニファー・ティリ..
Weblog: KINTYRE’SDIARY
Tracked: 2008-08-30 23:50
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。