2011年01月27日

『The Kids are All Right』


ママとママ。

割と評判のよかったこの映画、私も凄く好きでした。

二人のママなんて日本じゃありえないんだけど、意外にしっくりきてしまったのが
驚き。子供たちもまっすぐに育っているし、それを普通だと思ってる。
(まぁ当然か、親だし)

それぞれの役割もしっかりしていて、Nicはお金を稼ぐパパ的な存在。
一方のJulesは主婦な存在。彼女は自分も外に出たい、と思ってる。

ゲイだろうがなんだろうが、人間なんだから感情は一緒。
子供を産んで大事に大事に育ててきた家庭、それが壊れるのは、
誰だって怖い。そのことへの恐れをアネット・ベニングが当たり前のように
演技していたのが凄い。お父さんにも見えるし、お母さんにも見える。
これって不思議だったなぁ。

確かに子供だったら、やっぱり精子提供者、すなわちパパのことは気になると思う。
一方のお父さんのほうだって、驚いたし興味があったのは理解できる。
でもなー、やっぱり子供のころをすっとばして、っていうのはやっぱり抵抗があるだろう。
どうなんだろう?その彼の勝手なところとか、でも真心いっぱいなところもすべて、
マーク・ラファロ、上手かったなぁ。彼はいい俳優だよね。
『Shutter island』もとってもよかったし。

反抗することも、再生できることもすべて、本当に普通の家族。
ママの浮気はホント決定的な事件だったけど、
家族だもんね。

子供は親がちゃんと頑張ればそれを見て育つ。
たとえ、ママ二人か、パパ二人でも。

ああ、そうそう、最後に。
この映画でポールが時々、shut the front door、といいますが、
これ、字幕はなんて付くんだろう?!超気になります。
ちょっと気をつけてみてみてください。誰かのレポートお待ちしております。
posted by minori at 20:44| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(5) | 映画「か」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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