2006年04月29日

『焼け石に水』窓とサンバ。


今日はちょっと古い映画で。古いとは言え公開は2001年
製作は2000年、『8人の女たち』や『スイミング・プール』の
フランソワ・オゾン監督の作品です。
ずっと見たいと思ってたんですがなかなか発見できなくて。
ようやく見ることができました。
考えて見たら私、まだこの二つしか見てなかったんだ。
『ふたりの5つの分かれ路』、それからもうすぐ
公開の『ぼくを葬る(おくる)』も気になるところ。

焼け石に水
焼け石に水


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ぽちっとプリーズ。


自身がゲイであるこの監督の視点、ちょっと女性に皮肉な
ところなんかが彼の映画の魅力。
この映画は性別なんかとっぱらった人との繋がりが
描かれていて、あの一列のサンバダンスで彼の実力を
知ったよ。あの写真は有名なので一体どういうふうに
あのシーンが、と思ったんだけどなるほどねぇ。
オヤジの巧いダンスが気味悪かったりして笑っちゃうけど
見事なまでに計算されたその立ち位置。一人ダンスに
ついてこれないフランツがまた何となく彼らの関係を
象徴しているようだよね。

それにしてもそのオッサンがどうしてモテるんだ。
最初は怪しくイケメンフランツに迫るんだよね。
フランツ君のほうは最初はかなりキツイ感じ、なんか
拗ねたその態度がいかにもイケメンって感じで
よかったのにしばらくしたらあんた、甲斐甲斐しい妻みたい
になっちゃってる。ふぇー、と思ってしまいました。
立場逆転。つった魚にえさやらない、みたいなレオが
腹立たしい。いちいち上げ足とるしさ。私ならキレるね。
だけどそこが惚れた弱み。この関係は最後まで続いちゃって
あの悲劇的な終りを迎える。
ともかくどうしてあのオッサンがそんなに魅力的なのか
理解できずに終わっちゃった(笑)
毎度いい脱ぎっぷりのリュディヴィーヌ(名前毎回
覚えられません)演じるアナまで彼の虜になるもんだから
わからない。

ってかこのオッサン役の方、(ベルナール・ジロドーさん)
実際ゲイ、ってウワサ聞いたんだけどどうなんだろう。
だとしたらなんと!美味しい役だ(苦笑)
あのフランツ君ことマリック君はオトコマエ。
黒とのコントラストが美しく映像もキレイ。おっさんと
並んで写ってても女性以上にキレイなんだね。
もっともリュディヴィーヌもキレイでしたけど。また
ちょっと違うというか。
彼女のヌードも毎度(とはいえ『スイミング・プール』しか
見てないけどー)豪快。かわいい顔して凄いんだな、これが
(オッサンみたい)

王様気取りのオッサンは終始主導権を握りっぱなし。
所詮惚れたほうが弱い恋愛はゲイだろうが元男性だろうが
関係ない。一番モテたのがオッサンというのが納得でき
ないけど、皮肉なラストも何となく仕方ないと思って
しまう。彼を跨いだオッサンのラストはとっても皮肉よね。
こういうオッサンにはひっかからないようにしよう、と
思ってしまいました。ワガママだし一人前に「人を殺した」
なんて悩んでみるけど結局はやめることなく続けてるんだから
この人の人となりがわかるってなもん。某消費者金融の
取立てする人とかもこういう感じなのかな。わからないけど。

ところでこれ、舞台がドイツだったのですな。
歌はドイツ語なのに聞こえてくる言葉はフランス語。
そして明らかにフランス人なのに名前がドイツ名。
ちょっと混乱してしまいました(笑)
密室劇なのに苦しい感じがしないのは不思議ですね。
posted by minori at 21:32| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画「や・ら・わ」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スイミングを公開されたみたい。


Posted by BlogPetのガエル at 2006年04月30日 09:44
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