2006年01月16日

『高慢と偏見』 偏見だったドラマ版

「高慢と偏見」というタイトルに偏見を抱いていました。
それから銀色に気難しい顔をしたダーシーことコリン・ファースの
パッケージに

「堅そう」

という偏見を抱いていたわけです。
見てみたらそれはもう面白く、三本を一気に見てしまいました。
ジェーン・オースティンの原作はちっとも古臭い感じはしないんですよね。
不思議。そんでもって美術がまた素晴らしく、英国、また
いってみたいなーと思ってしまったわけなのです。

高慢と偏見
高慢と偏見

(このジャケット)


貴族の社会ってどんなもんだかイマイチよくわからないけど
これをみて色々学ぶことがありました。
あー、たとえば女子が家を継げない、とか。
ダンスはなかなか難しそうだぞ、とか、
「貴族」っていう割りになんだか下品で他人をこき下ろしたり
(それも割とはっきりと)してるしさ。
それから女子は全般的に声が高い。キンキンしてる。
主人公がそうじゃないのが救い。

解説に書いてあったけどこの時代女子の唯一の自立法が
家庭教師になること。そしてそうしたところで軽蔑の対象には
なってしまうそうで、なかなか厳しい時代をすごしていたのですね。
だけど、もちろんそれは貴族の話で今回は意図してそこは
映さなかったらしいけど貧民の世界はひどいもんだったのでしょう。
だから一見エリザベスが普通にみえてもあの時代彼女は
普通じゃなかったわけなんですねぇ。

さてさて。第一巻での出来事はまずは
ダーシーとの出会いですね。姉のところに歩いていく
エリザベスのシークエンスが好きです。
彼女が歩くシーンはなんかいいですよね。草みたいなのを
もってね。それにしてもMr.ビングリーの妹、
化け物みたいなんですけど(失礼)何かけなされるたびに
お前に言われたくないよ、と思ってしまいました(笑)
それからいきなり登場してくるコリンズ。
あんた…最悪だ。
でも恐ろしいほどにナイスキャスト。
あのプロポーズには参りました。
NO3、あなたの美しさに参りました、と言われるのかと
思いきや、予想外に出現してきた令夫人。
「ふざけんな」といえない時代だったんですもんね。
冷静に対応するエリザベスを尊敬したよ。
そしてパパの気の利いたコメントが素敵。

第二巻。
エリザベスって思慮深く頭のいい女だと一目置いていたけど
割と母親に似てて思い込みの激しい面があるんだね。
これがいわゆる「偏見」といわれるゆえん。
もっと冷静になれよ、と思うこともあり。
ダーシーのほうは、「あはは、心配で駆けつけてきたのねー」
と思ってたらまさかの愛の告白。びっくりしました。
こっぴどく振られて気の毒になりました。

コリンズはどんどん卑屈になってって、
みみっちい男になってったよね。ちゃちい男だよ。
そしてこの役者さんは見事なりきってるよね。
異様に怖い令夫人に対する卑屈な態度も見事。
ってかこのオバサン怖すぎ。
この人と結婚しなくて本とよかった。耐えられないよ。

ウィッカムに関しては絶対こいついい人過ぎて怪しいよ。
でもでも。これって勉強になりました。
こういう男っているわ。いる。
気をつけよう。
常に周りのコトバに耳を傾けることが大切ですな。
でもウィッカムカッコよくねぇよ。

ラスト三巻。

あのバカな妹は最後までアホのまま。
アホは一生治りません。バカ娘がバカと結婚しちゃったね、
っていうお話で。もうコイツに関しては一生バカのまま。
ママとそっくりだよ。ママもさ、どうしてその状況で
喜べるの?謎だよ。謎。その思考回路どうなってんのか調べたい
くらい(苦笑)
よく娘(上の子二人)はまともに育ったよ。

ラストに関しては本当に幸せでよかったなぁ。
ダーシーのいいところはちゃんと自分の非を認めているところですね。
成長が著しいのはこの人。もともといい人なのに
愛する人のために性格を変えても歩み寄る姿勢は見習いたい
ものだしこのドラマで彼に惹かれた人たちの気持ちが
よーくわかった。
そしてコリンじゃなきゃだめ!と叫ぶ気持ちもなーんとなく
わかった。なるほどね。

そうそう。これを見始めたときに
「ダーシー?ブリジットと一緒じゃん!」
と思って早速コリンファンの友人にメールをしたら
コレにまつわるさまざまな話を携帯メール二通に
わたって教えていただきました。Oさま、ありがとね。
知らなかったよ。そしてコリンじゃなきゃだめだ、と
おっしゃる彼女がこれの映画版を見に行くのか気になる
ところです。

そう、映画。これ、完璧でしたからねぇ。
映画だとどうなるのかしらー。これはホントよかったよー。
もう一回みたいくらい。

とにかくキャストね。コリンズが完璧だったからなぁ。
ダーシーも確かにコリンがいいと思うけど
それ以上にコリンズ。あの赤いほっぺがまた
むかつき度をあげてくれて彼最高でした。
エリザベスがキーラちゃんなんだよね。キーラは
かわいいからキーラのがいいかもね。
年も設定が20歳なんでしょ?あの人ちょっと老けてた
もんねー。よかったんだけど。あとお姉ちゃん。
結構けなされてたみたいだけどかわいかったと思うよ。
幸が薄そうだったけど。あのおねえちゃんとの
関係を思うと姉妹っていいよなぁと思います。

話は変わって英語の話。とっにかくキレイなブリティッシュ
イングリッシュなこの映画。気になったのが数点。
ジェーンを褒めるとき、beautiful creature
という言い方をしてました。クリーチャーって?!!
イメージ的には変なのだよ。そうだな、シュレックとかに
出そうな感じ。
確かに賞賛のイメージを伴うらしいけどその一方軽蔑にも
なる。難しい言葉ですね。
それからshe is handsomeという表現。女に?と
思いましたがまぁこれもOKらしいです。今はちょっと「え?」
って感じですよね。
ちなみにこの映画で最も使われてたような気がするのは
indeed!
という表現。ふむ。私なら「...yeah」とでも返事
しそうなところにこれを使うんですね。面白い。
今でもそうなのかな。

最後にやっぱりこの映画の魅力はあのマナーハウスね。
素敵だったなぁ。やっぱりダーシーんちが一番素敵だったかな。
それにしても急な来客もOKってすごいよね。
うち無理。

banner_03.gif
ぽちっとプリーズ。

★★★★★ 全てが完璧。
posted by minori at 20:55| Comment(4) | TrackBack(2) | 映画「か」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すみません。
あちこち被っているのがあるので、いくつかTBさせてくださいね。

これを観て、コリン・ファースのMr.ダーシーのまなざしにドキッ…
だから、比べまいとしても映画のMr.ダーシーは同じ名前の別人と思うほかなかったです。

Mr.ダーシーの、
Dearest,Loveliest,Elizabeth という最後の科白が素敵でした。
Posted by 悠雅 at 2006年01月22日 20:21
■悠雅さん。

こんばんわー。
いえいえー、コメントもTBも
大歓迎ですよー。

そうですねー。Mr.ダーシーの
あの目は印象的ー。よかったですよねぇ。

あー、今悠雅さんの書いたその文章、
ダーシー(コリン・ファース)の
発音で聞こえてきましたよー。
ブリティッシュな発音っていいですよねぇ。
むふふー。
Posted by minori at 2006年01月24日 18:58
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蕭???≪???頳
Excerpt: Dearest , loveliest&nbsp; Elizabeth!
Weblog: ????????????羇
Tracked: 2006-01-22 20:14

高慢と偏見
Excerpt: 英国作家ジェイン・オースティンの作品「高慢と偏見」&amp;nbsp;Pride and Prejudice大好きな作品です。この作品は何度も映像化されています。最近では「プライドと偏見」で映画化され..
Weblog: お気に入りの部屋
Tracked: 2008-10-06 10:46
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