
ぽちっとプリーズ。
Slumdog Millionaire [Theatrical Release]
![Slumdog Millionaire [Theatrical Release]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51i6XkCy9PL._SL160_.jpg)
ダニー・ボイル監督の最新作はインドを舞台にしたエネルギッシュな作品でした。
まずはおおまかにあらすじを。
『インドの大都市ムンバイのスラム街でその日暮らしをしていた少年が、
インド版人気テレビ番組「フー・ウォンツ・トゥー・ビー・ア・ミリオネア?」
に出演し賞金を獲得するも、警察はまともな教養を受けていないこの
ストリート・ボーイに対して不正の疑いをかけるが…』
というお話。お金をゲットする少年は二人目だけど、ダミアンのような棚から牡丹餅
なお金ではなくて、そのまだ長くもない人生に詰め込まれてきた一つ一つの
出来事が少年をミリオネアにするのです。
まずはあまり見ることは出来ないあまり美しくはないインドの路地裏。
走る少年達は生きるために必死だ。
私が知っているインド人たちにはない生へのエネルギッシュな情熱が
見えてくる。彼らは生きていくのに必死。
そんな彼らの思い出詰まった出来事がフラッシュバックしていき、
そして現代へとスライドしていく作りはお見事。
途中飽きることもなく見入ってしまう作品になってます。
確かに冒頭で出され、エンディングでわかる答えにもあるように、
作られたものだといえばそこまでだけど、日常にさりげなく回答が潜んでいるなんてね。
自国のお金より他国の国のお金をもらうことがあったりするのも
なんかこの国の矛盾。一見いい人に見えた誘拐集団のリーダーが好きだった
詩人、なんて絶対好きになれない詩人だけどそれでも役に立つなんてね。
彼自身、お金のことよりも、正直別れたままの初恋の子、そして三銃士の
一人、ラティカに会いたくてこの番組に出たわけで、そのストレートな気持ちが
びしびし伝わってくる。そしてこの一つの番組がインド全体にまで影響する
なんて、勿論ファンタジーだけど楽しいじゃない。
クイズ側の色々な思惑も驚いた。ホントにあんなことになるわけ?
なんの疚しいこともない彼だからまっすぐ頑張っていたんだろうけど
それにしたって怖いわー。特に司会者。コレは、俺の番組だ、ねぇ…。
クイズよりも彼の人生のほうがよっぽど興味深かった(笑)
普段からインド人とはほぼ毎日付き合っているような私なので正直あまり
インドにプラスなイメージってなくて(何しろあのチャッカチャッカチャッカ
という音楽を毎日は辛いし、香辛料のニオイが辛いのもキツイ。男性はどちらかと
いうとアニキのサリムのようなキャラが多いのも難点。ピュアなジャマル
のような人を見て見たいぞ。少なくとも私の周りにはいないのです)
たかってくる子どもや靴を盗む子どもに(タージマハルにいったら気をつけよう)
正直好感をもてるわけではありません。けど彼らが必死なのはわかった。
少し優しい心で見ることが出来るような気がしました。
勿論私の知り合いのインド人って殆どみんなカーストが高いから彼らのような
ハングリーな逞しさは持ち合わせていないわけなんだけど。
ジャマルのひたすらに思い続ける姿もよかったなぁ。
なんかパッとしない彼だけど、優しくて一生懸命なんだよね。
あの見上げたラティカの美しさには私もハッとさせられたくらいよ。
ヤクザがちょっと怖いけどこれからも幸せであってほしいなー。
あ、そっか、ジャマルはもうミリオネアなんだね。怖がる必要もないのか!
ラストのダンスが「わ、インド」ってな感じだけど(個人的には突然歌って踊る
インド映画はちと苦手)ここで普通のインド映画では絶対アニキは生き返って
踊ってるようなところがそうではないわけでそれもまたいいよね。
日本では2009年公開になるこの映画。オスカーに絶対絡んでくると思うし、
ともかくそうでなくてもエネルギッシュで見事な映画だったと思います。
今年ギリギリに見てギリギリランクインしそうな予感。
嫌いじゃなかったネイムセイク、その名にちなんで、よりももっと
好きでした。この映画。
★★★★☆ 音楽も見事。
なかなか興味津々です( ̄m ̄〃)
また覗きにきますね♪
こちらやっぱりご覧になってましたねー!2009年始まったばっかりですが今年のお気に入りの一本に入ることは確実ですよぉ!ありえないといえばありえないけど、すごくパワフルですごく引き込まれました。
ラティカの美しさには私もうっとり!これからもっといろんな役を演じてもらいたいですー。
こんにちはー。コメントどうもありがとうございますー。
見てましたねー。この映画。私は2008年に見ちゃったので、しっかり去年のベストにいれましたー。2009年初めにこの作品をみれたのはラッキーでしたねぇ。2009年オワリまで、忘れないようにしっかり覚えててくださいね(笑)ありえないですが、とりあえず最後のクイズの答えもありますしね(笑)
ラティカは美しかったです。あの見上げた顔がたまらなかったです。それに引き換え男性陣は全然好みにひっかからないどころか、毎日見飽きたような顔なので(私の毎日はインド人たちと格闘の日々なんですよ)もうおなか一杯です(笑)
>あの見上げたラティカの美しさには私もハッとさせられたくらいよ。
私もですよ〜〜!うわぁ〜〜っ!!この笑顔、世界一だな、って思ったわん。綺麗で可愛くて、性格良さそうなのがにじみ出てる素敵なほほえみでした〜☆
そうかあ・・・minoriさんは普段凄く密にインドの方と接しているのね。その方々はカーストが高い人ばかり・・・っていうのも、もしかしたら、何か関係があるのかな・・・。それとも外国に住むカーストの高いインド人の傾向・・っていうのもあったりするのかな?私の知人の言ってるインド人っていうのもパリに住むインド人に限っての印象だと思うから・・・。
もっと庶民の(爆)インド人はいい人が多いかもよ♪ そういや、もう一人思い出した人がいるけど、その人は日本に住むインド料理屋さんをやってるインド人一家らしいのだが、友人曰く、すんご〜〜〜く良い人達だよ!!と何度も言っていたわ。
ラティカ、かわいかったですよねぇ。でもそうか、あまりあの手の顔はポピュラーじゃないんですね。インド。確かにヨーロッパ系といってもいいかもしれない繊細な顔立ちしていましたもんね。私の周りのインド人は男性ばかりなので何ともいえませんが、とにかく図々しいし、よくしゃべるし、あの音楽聴き続けるし、オンナを見下すし、人のものは勝手に使うし、サイアクなんですよねぇ。イメージ(笑)カーストによるんでしょうかねぇ。でも確かに私の周りのインド人はカースト高いですよ。欠点に目をつぶれるようなインド人が一人もいない、というところが割りと凄いな、と思います(笑)
参考までにこんなことがありました。↓
http://gaelminori.exblog.jp/10675718/
どうなんでしょうね。インド人。でもそうやって、いいインド人もいるんですもんねぇ。うーん。
gigiさんちのコメから飛んできました!
ジャマールの純粋な気持ちに引っ張られて最後まで楽しく観る事が出来ました。
しかーし・・・minoriさんのコメを読んでると現実はそうかいかないのかもしれませんね、インド人(笑)
住んでいらっしゃるのかな?と思ったら、インドの生徒さんが周囲に多いという事なのですね。
こうやって人が書いたものを読んでるからいいようなものの、すぐ傍にそんな図々しい人がいたら、正直笑ってられないですよね。あー苦労をお察し致しますわ(笑)
また遊びに来ますねー!
こんにちはー。返事が遅くなってしまって申し訳ありません!!!
ホントこの映画、グイグイひきつけられて面白かったですよねー。そうなんですよ、私は普段しょっちゅうインド人とつるまざるをえないのでつらいですー。ホントずうずうしくて頭がいい、というのが私の彼らの感想ですよー。
私もお邪魔させていただきますねぇ!