2011年06月17日

『Mother and Child』愛する人

母という存在は大きい。

Mother and Child

父親も勿論だけど、それよりも、やはりまずは母親。
彼女達の愛情は、たとえ手放さなくてはならなくなったとしても途切れることはなく。

51歳になるカレンは14歳で子ども産み、手放した。
その娘も今や37歳。バリバリと働く弁護士。

その長い空白を埋めるのはたやすいことではない。
何かがかけている二人には人間としての何かがかけていた。

だけどそれを取り戻そうとするとき、二人は少しずつ歩み寄り、
そして人として急激に成長し、優しくなっていく。

正直、ぎすぎすした二人にあまり最初は好感がもてなかった。
人間ってこうやっていくつになっても成長するんだな、と
途中から「大事な何か」をしっかり持って生まれた私にはわからないことが
ある、とも気付かされた。親の愛、特に母親の愛、それはやはりなってみないと
完全には理解できないんだろうけど、これのおかげで人間ってこうも
あたたかくなるもんなんだな、と感じた。

印象的だった子どもを望むルーシーのエピソード。
彼女はとても素敵なキャラクター。それだけに彼女に与えられた仕打ちに
腹が立った。最後の最後で惜しくなった気持ちはわかるけど、
でもそんなぎりぎりで。レイははじめからあまり好感の持てるタイプじゃなかったけど。
若さゆえの上から目線というか。
そんな苦労をして(多分彼とも別れたんだろうね)手にいれた赤ちゃんに
苦戦して自分の母親に「母親になれ」と怒られた彼女。
みんなそうやって母親になっていくのかなぁ。

これから母親になり、少し心の氷もとけたエリザベスと盲目の少女、ヴァイオレットとの
会話も印象的だったなぁ。

希望のある、光のある未来がエンディングには潜んでいて、
すごく心が温まりました。
posted by minori at 22:29| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画「ま」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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