2011年04月26日

『Precious』

本当に偶然、先日の誕生日の夜にオージーの友人二人と、
子どもに対する暴力やらそういう話でかなり申告に語り合いました。
友人がそういう関連で働いているので彼女は毎日そういう辛い話を
聞いているわけで、怒りも悲しみもやっぱり普通の人よりも強く感じています。

プレシャス [DVD]
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この映画を見て、また子どもに対する暴力について、考えさせられました。

まぁこのプレシャス、生い立ちが酷い。
ここまで劣悪な環境に置かれた子はそうそういないと思う。
実の母に憎まれ、父親にはレイプされ、二人目の子どもを妊娠し、
学校も退学にされ…更には…。

そんなプレシャス。おデブではっきりしなくて、夢見がちな彼女。
ちょっとその態度にイラっとすることもあったけど、
それでもあのけなげな態度。前向きに進む彼女が輝いているったら。
あんな辛いことがあっても、文句をブウブウ言うわけでもない。
あの異常な空想癖は傷つく心をどうにかして和らげようとしていたんだな、と
頷ける。なんとも健気な。

どんなことがあっても、側にいてくれるはずの母親があれでは、
本当に救いようがない。確かに、愛されなかった母親の気持ちはわかるけど、
腹を痛めた母親があんな風に娘を傷つけるなんて信じられない。
そしてその母親である祖母も、どうにかならなかったんだろうか、と
思ってしまう。

子どもは親を見て育つ。その親があんなだったとき、子どもは一体どうなるんだろう。
いつ死んでもいい、なんて思ってたプレシャスが出会った二人の人、
先生と、そして愛する息子。
『書きなさい』と強く訴えた先生の優しさと厳しさ、あの姿が母親の姿なはずなのにね。
誰かに愛してもらえると気付いた彼女の微笑みが素敵で、
酷い状況に置かれて、この先も厳しい生活が待っているのは目に見えているけど、
彼女の幸せを願わずにいられない、そんな映画でした。
ラベル:映画「は」行
posted by minori at 20:40| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画「は」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月22日

『ARTHUR』

この年最後になる映画(明日は嬉しいような嬉しくないような誕生日!)
はコメディな『ARTHUR』でした。

まだまだ日本ではあまり宣伝されていないようですね。
そもそも、FORGETTING SARAH MARSHALLで有名になったであろう、
ラッセル・ブランドの日本での評価は一体どんなもんなんでしょうかね、今。
今や飛ぶ鳥の勢いな彼、この映画でもずーっと露出なわけで、あのしつこい
見た目にちょっとおなか一杯だったのが正直なところ。

憎めないおばかを演じることに関して、ココ最近彼を越える人はいないかもしれない。
セス・ローガンもなんだかんだ頭よさそうだし、サイモン・ペグやニック・フロストはそもそも
映画がマニアック。ベン・スティラーは最近ちょっと勢い失ったしずいぶんおっさんだし、
そういう意味では今が旬なのかもね、ラッセル。
ブリティッシュな発音であすこまで下品でいける彼は凄いな、とある意味尊敬。
アフリカン・チャイルドのイメージが強すぎるのか…。

これはれっきとした恋愛映画ですね。
色んなところで話題になっているようですが、私も一切気付かなかったヒロインの存在。
てっきりジェニファーが主役だったと思ったのに。確かに予告編ではベッドに張り付けられてたし、
確かにおかしかったよな。
それもそのはず、全く別のヒロインがこの映画には存在するから。
グレタといえばグリーンバーグでその存在が光っていた女優さん。これでも好感度高い
ナオミを演じていた。もっとも演技力としては悪役のほうがもっと要求されるだろうけどね。
ピュアな二人はそれでもかわいかったです。
私も自分のペッツ、欲しいかも。

ヘレン・ミレンはとっても素敵な子守で、その立場が逆転したときのアーサーが
かわいかったなあ。男の子のほうがああやってかいがいしくしてくれそうだよね。
ティーバッグもあけたことないなんて、どんだけスポイルされていたんだよ、って
話だけどね。

パロディなんかは笑えました。ラッセルにしかこれは出せないアジなので
いいのか悪いのかということは非常に難しい…かも…。


posted by minori at 23:25| 宮城 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画「あ」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月10日

『The Lincoln Lawyer』

なるほど、そこが事務所なのね。
切り取られた写真のような美しいオープニング。
これだけでも収穫があったんじゃないか、という感じです。
『ザ・アメリカ』的な、ああいう雰囲気、とっても好きです。

The Lincoln Lawyer

全く何の予備知識もなく、見に行った映画だったので、ある意味ゼロから
見れて楽しかったです。
なので、事務所が車、というのもイマイチ最初には気付くことができず、
『この人事務所に帰るシーンないなー』と思い、そういやなるほど、と思い至ったわけです…。
同行した友人は終わるまで気付かなかったそうですが(笑)

善意溢れる弁護士、なわけではない、このミック。悪知恵も長けていて、
そこらへんがアメリカで生き残るコツなのか、と思ってしまうくらい上手いこと
やっていた。正義感だけでは実際弁護は出来ないわけで(いやなら検察にいくしかないし)
正義感と仕事との葛藤を、このミック、実によく演じていたんじゃないかな、と思いました。

もともとあまりマシューの演技が凄い!と思ったことはありませんでしたが
(ラブコメ、アクションのイメージが強いせいなのか)今回は体当たりで、
いい役だったのではないかな、と私は評価します。

ストーリーの二転三転はまぁまぁ楽しめました。
よく練られた作品だし、過去の事件もそんなにぐだぐだにならずにしっかり
影響していたしね。トイレに行きたがっていた友人があの終わりそうで終わらない
二転三転に多少辛そうでした(笑)
この映画、しっかりトイレ行ってからみたほうがいいかも。
でないと集中できません。

脇を固めるメンバーもキャラが活かされておりました。
いい年なのに、何だかしっかりしないライアン・フィリップ。(現実でもそんなイメージだけど…)
マリッサ・トメイとの間が何だか不思議で、この二人の過去もとても気になるところでした。
そしてうさんくさいウリアム・H・メイシー。さすがだよ、彼、私大好きです。
あのおばさんも怖かったな…。

法廷ものは英語がきついです。ホント。
でも今回は大体ちゃんと追うことができました。ホッ。

ところで、またしばらく宣伝活動をしますが、
被災地出身海外在住の私に出来ること、前述したルーシーとともに
ブログを立ち上げています。
皆様、是非遊びにきてください。オーストラリアからのみんなの思いを
写真とともに綴っています。
こちらです。ココ

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posted by minori at 16:10| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画「や・ら・わ」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月06日

『Red Riding Hood』

こういう中世ものって私大好きなんですよねー。
失敗も多いけど、大概の場合は私、雰囲気で許します。

Red Riding Hood

そしてこの映画、エンタメとしてとてもよく出来ていたように思えます。
誰もが知っている『赤ずきん』をもうちょっと大人に仕上げたこの作品。
舞台はウェアウルフを恐れる中世の小さな村。
幼馴染のピーターと愛し合うヴァレリーだが近々裕福な家庭のヘンリーとの
結婚が決まってしまっている。そんな中、妹のルーシーが狼に殺されて…

といったカンジ。あ、妹なのかな、姉なのかな、何となく私、妹と書いてしまいましたが
定かではありません。

凄くよくできていた!とは思えませんが、先ほども書きましたように
エンタメとして非常に楽しみましたよ、私は。
雰囲気もダークなカンジがいいですしね。
そもそもグリム童話って結構残酷だったりしますから、かわいい小さな赤ずきんより
こっちのほうがリアリティがあって、よかったな。

白い肌にあの赤がまたよく引き立つんだな、これが。
全体的なファッションもなかなか楽しめました。
そもそもあの時代、風呂もまともに入ってないだろうに何故か全員が
清潔感があるのがちょっと違和感といえば違和感。
男子までがさわやか(アル中のオヤジまでもがビミョウにかっこいい)。
リアリティがあるかないかで言えば、全くありません。

でもいいの。楽しかったから。
犯人探しもちょっと面白かったしね。

それにしても当時は確かにあんなふうに全体的に年齢層が低かったんだろうな。
ばあちゃんがうちの母より若いカンジ(笑)

ゲイリー・オールドマンは相変わらずよかったぞー。



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posted by minori at 20:50| 宮城 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画「や・ら・わ」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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