2011年01月10日

『The King's Speech』

The King's Speech (Original Soundtrack)
The King's Speech (Original Soundtrack)


戦争終結を告げる玉音放送に、私の大好きな亡きジジーも熱心に耳を傾けた、そうだ。
(その後にやったぁ!と言いたかったのは堪えていた、そうだが)

テレビがない時代、キングやら天皇やらを見ることが出来ない人々は
ラジオだけが唯一、肉声が聞こえるツール。
それだけ彼らの言葉が重い、ということを一番わかっているのは、
やっぱり伝える側であるキングやら天皇本人なんだろう。

エリザベス女王のお父様にあたるジョージ6世は、吃音というハンディを背負って
いたようです。「仕事変えれば?」というしごくもっともなライオネルさん
のアドバイスに従うことが出来たら、どんなに楽だったんでしょうねー。

気のせいかもしれないけど、吃音っていうのはあまり女性には見られないものなのかな?
ちょっと見てみたら実際そうみたいですね。

彼は男性で、
家庭的にプレッシャーが多く、
しかも左利きを強制されている。

もう条件が揃っちゃっている。だから誰も聞こえていないところでは声が出せるんだね。

しかもどこにいってもスピーチはついてくる。本人もいやだし、聞いている
周りだってはらはらしちゃうよ。やってる本人はホント辛かったんだろうな。
(昔、あまりの緊張におもらしをしてしまったどこかのおじい様を思い出しました)
彼の場合、神経に問題があって、そのプレッシャーにどうしても勝てなかったわけで
でもそればかりは「仕方ない」ような気がしちゃいます。だって私たちにはきっと
想像できないほどのプレッシャーだろうから。

友達になることで、対等のレベルで接してあげることでプレッシャーを和らげる、
そんなシンプルな対処法を行ったのは、オーストラリアの、そしてパース出身の
(ちなみにパースローカル映画館ではみんなおおーと、どよめきましたよ)
Lionel。

私が毎週読んでる新聞『The Australian』に
記事がありました。

むっちゃオトコマエですね。
何故にジェフリー・ラッシュ。
でもあの明るくて破天荒な感じ、オージーでした。

だけど、時代はこれからどんどん暗くなる。観客である私たちはその後の数年が
どれだけ辛いものになるのか、キングである彼にどれだけ重く圧し掛かってくるのか、
痛いほどわかっているわけで、どうしてもスピーチの成功だけに喜べないのも事実。
ひとつ克服した彼の姿を、最後まで見ていたいと思ってしまいました。
最後のコメントに
ちょっとほっとしました。(不勉強なので彼のことはよく知りませんでした)

コリン・ファースはさすが。厳格のある人をやらせたら彼の右にでるものはいないですね。
ジェフリー・ラッシュは少し狙いすぎなような感もありましたが
やっぱりすばらしい。結構「普通」だったヘレナさんもさすがね。

人は支えあい、生きていく、そんなシンプルなことがやっぱりあの立場の人たちにとっては
簡単ではない。だけど、それを達成したとき、彼は言葉を取り戻す。
見てよかった、非常にハートウォーミングな映画でした。
特にブラック・スワンのあとには(笑)
posted by minori at 20:58| 宮城 ☀| Comment(4) | TrackBack(23) | 映画「あ」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『The Tourist』

今年はちょこちょことがんばって映画を見マース。

というわけで今年の一本目は
Johnny DeppとAngelina JolieのThe Touristでした。

景色を見る、という意味ではホントによく撮れた映画だったものの、
とりあえず「楽しめる」だけの作品になってしまったのは
ざんねんなところ。もうちょっと深くできるんではないかな、と
思ってしまいました。ビッグネームだけに踊らされてみてみたら
「ふーん」というカンジだったのでやっぱりもっと脚本がね…。
これ、原作があるみたいなんですけど。

ジョニー・デップがあまり楽しんでいなかったかな、という印象が強かったのが
ざんねん。

でもホント、景色は綺麗だったよ。
posted by minori at 20:41| 宮城 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画「か」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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