2011年01月31日

『The Town』

監督としての才能はあるんだろうな、と思うんだけどね、ベンベン。

The Town
The Town


Gone Baby Goneがよかっただけに、ちょっとハードルが
あがっちゃったのが可哀想だけど、最初まではよかったのに!!
ボストンの撮りかたとかね、凄く上手いと思うんですよ。
間違いなくボストンを舞台にした映画ならばトップにあげたいです。
(結構ありますね、ボストン映画)

多分、彼は監督として留まって、俳優をやらなきゃよかったのかもな、
この映画。それこそ脇をびっくりするくらいしっかり固めたジェレミーのような
俳優が主役をやればよかった。
(かといってマット・デイモンでもしっくりこないんだな、この役)
大胆で頭がよく、強さも持ち、なおかつ繊細なダグ。
どーもピンとこなかったんだなぁ。ベンベンじゃ。
レベッカ・ホールが上手だっただけに勿体無い。
ラストがそうこなかったら、ある意味「難しい役だから自分で頑張ったんだな」
と思いたいけどね、ラストがあれだからもはや自己満足では、と
思ってしまいました…。
あー。それこそケイシーでよかったのでは?俳優としては私、彼のほうが
才能があるような気がしております。

でも映画としては私、嫌いじゃないです。
気分転換にはなるし、ラストもああだから。
かなり無理があったラストでしたが…。

彼らはあの町にうまれて、当たり前のように育ってきてしまった。
生まれてくる場所さえ違ったならば、こうはならなかったのでは、と
思うのだけれど、そればかりは自分でどうしようもない。
もっともっと早く、クレアみたいに自分とは違う世界に住んでいる人と
出会っていればよかったのに。
ジェムもクリスタも不器用なんだよね。でもそれは回りにお手本がいなかったから。
ただそれだけなんだよね。

ボストンの流れる空のシーンがとっても印象的でした。
ラベル:映画「た」行
posted by minori at 17:28| 宮城 ☁| Comment(3) | TrackBack(13) | 映画「た」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月27日

『The Kids are All Right』


ママとママ。

割と評判のよかったこの映画、私も凄く好きでした。

二人のママなんて日本じゃありえないんだけど、意外にしっくりきてしまったのが
驚き。子供たちもまっすぐに育っているし、それを普通だと思ってる。
(まぁ当然か、親だし)

それぞれの役割もしっかりしていて、Nicはお金を稼ぐパパ的な存在。
一方のJulesは主婦な存在。彼女は自分も外に出たい、と思ってる。

ゲイだろうがなんだろうが、人間なんだから感情は一緒。
子供を産んで大事に大事に育ててきた家庭、それが壊れるのは、
誰だって怖い。そのことへの恐れをアネット・ベニングが当たり前のように
演技していたのが凄い。お父さんにも見えるし、お母さんにも見える。
これって不思議だったなぁ。

確かに子供だったら、やっぱり精子提供者、すなわちパパのことは気になると思う。
一方のお父さんのほうだって、驚いたし興味があったのは理解できる。
でもなー、やっぱり子供のころをすっとばして、っていうのはやっぱり抵抗があるだろう。
どうなんだろう?その彼の勝手なところとか、でも真心いっぱいなところもすべて、
マーク・ラファロ、上手かったなぁ。彼はいい俳優だよね。
『Shutter island』もとってもよかったし。

反抗することも、再生できることもすべて、本当に普通の家族。
ママの浮気はホント決定的な事件だったけど、
家族だもんね。

子供は親がちゃんと頑張ればそれを見て育つ。
たとえ、ママ二人か、パパ二人でも。

ああ、そうそう、最後に。
この映画でポールが時々、shut the front door、といいますが、
これ、字幕はなんて付くんだろう?!超気になります。
ちょっと気をつけてみてみてください。誰かのレポートお待ちしております。
posted by minori at 20:44| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(5) | 映画「か」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月22日

『Black Swan』ブラック・スワン

Black Swan
Black Swan



ラストシーン、ブラックスワン!

細かいことは語れない映画なので控えめにいきますが、
ラストのシーンは映画館で見るべきシーン。

バレエの映画は割りとあるし、プロがやっていたような映画のほうが
確かに迫力があってよかったんだけど、
ポイントはそこではない。

ココロに押しかかるプレッシャーといえば、
『The King's Speech』が
思い起こされる。実際、自分から足を踏み入れた分だけ
ブラックスワンのNinaのほうが打たれ強いはずなわけ。
だけどこのメンタル面の弱さったら!
そしてこいういう役が多い、ナタリー、それにもちょっと
飽きちゃったかな、という感は否めないわけで。
が、NinaとNatalieは非常にマッチしていて
説得力はあったかな。

精神のバランスを保つのはこんなにも難しいものなのかな。
後で書くであろうShutter Islandのテーマも一緒。

対照的なLilyも非常に興味深い。
あのくらい強く、したたかなダンサーのほうが強く生きていけそうだ。
Bethもきっとナイーブすぎた、壊れたダンサーだったんだろうな。

余談だけど、
精神がおかしくなると、ツメや手から始まるのかな。
エイリアスを思い出しました。

でも本当にラストシーンは素晴らしい。
あの羽ばたきに目を奪われました。
ラベル:映画「は」行
posted by minori at 15:47| 宮城 ☀| Comment(13) | TrackBack(26) | 映画「は」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月10日

『The King's Speech』

The King's Speech (Original Soundtrack)
The King's Speech (Original Soundtrack)


戦争終結を告げる玉音放送に、私の大好きな亡きジジーも熱心に耳を傾けた、そうだ。
(その後にやったぁ!と言いたかったのは堪えていた、そうだが)

テレビがない時代、キングやら天皇やらを見ることが出来ない人々は
ラジオだけが唯一、肉声が聞こえるツール。
それだけ彼らの言葉が重い、ということを一番わかっているのは、
やっぱり伝える側であるキングやら天皇本人なんだろう。

エリザベス女王のお父様にあたるジョージ6世は、吃音というハンディを背負って
いたようです。「仕事変えれば?」というしごくもっともなライオネルさん
のアドバイスに従うことが出来たら、どんなに楽だったんでしょうねー。

気のせいかもしれないけど、吃音っていうのはあまり女性には見られないものなのかな?
ちょっと見てみたら実際そうみたいですね。

彼は男性で、
家庭的にプレッシャーが多く、
しかも左利きを強制されている。

もう条件が揃っちゃっている。だから誰も聞こえていないところでは声が出せるんだね。

しかもどこにいってもスピーチはついてくる。本人もいやだし、聞いている
周りだってはらはらしちゃうよ。やってる本人はホント辛かったんだろうな。
(昔、あまりの緊張におもらしをしてしまったどこかのおじい様を思い出しました)
彼の場合、神経に問題があって、そのプレッシャーにどうしても勝てなかったわけで
でもそればかりは「仕方ない」ような気がしちゃいます。だって私たちにはきっと
想像できないほどのプレッシャーだろうから。

友達になることで、対等のレベルで接してあげることでプレッシャーを和らげる、
そんなシンプルな対処法を行ったのは、オーストラリアの、そしてパース出身の
(ちなみにパースローカル映画館ではみんなおおーと、どよめきましたよ)
Lionel。

私が毎週読んでる新聞『The Australian』に
記事がありました。

むっちゃオトコマエですね。
何故にジェフリー・ラッシュ。
でもあの明るくて破天荒な感じ、オージーでした。

だけど、時代はこれからどんどん暗くなる。観客である私たちはその後の数年が
どれだけ辛いものになるのか、キングである彼にどれだけ重く圧し掛かってくるのか、
痛いほどわかっているわけで、どうしてもスピーチの成功だけに喜べないのも事実。
ひとつ克服した彼の姿を、最後まで見ていたいと思ってしまいました。
最後のコメントに
ちょっとほっとしました。(不勉強なので彼のことはよく知りませんでした)

コリン・ファースはさすが。厳格のある人をやらせたら彼の右にでるものはいないですね。
ジェフリー・ラッシュは少し狙いすぎなような感もありましたが
やっぱりすばらしい。結構「普通」だったヘレナさんもさすがね。

人は支えあい、生きていく、そんなシンプルなことがやっぱりあの立場の人たちにとっては
簡単ではない。だけど、それを達成したとき、彼は言葉を取り戻す。
見てよかった、非常にハートウォーミングな映画でした。
特にブラック・スワンのあとには(笑)
posted by minori at 20:58| 宮城 ☀| Comment(4) | TrackBack(23) | 映画「あ」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『The Tourist』

今年はちょこちょことがんばって映画を見マース。

というわけで今年の一本目は
Johnny DeppとAngelina JolieのThe Touristでした。

景色を見る、という意味ではホントによく撮れた映画だったものの、
とりあえず「楽しめる」だけの作品になってしまったのは
ざんねんなところ。もうちょっと深くできるんではないかな、と
思ってしまいました。ビッグネームだけに踊らされてみてみたら
「ふーん」というカンジだったのでやっぱりもっと脚本がね…。
これ、原作があるみたいなんですけど。

ジョニー・デップがあまり楽しんでいなかったかな、という印象が強かったのが
ざんねん。

でもホント、景色は綺麗だったよ。
posted by minori at 20:41| 宮城 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画「か」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月03日

あけましておめでとうございます!

ご無沙汰にご無沙汰を重ねております。

あけまして、おめでとうございます。
今年度もどうぞどうぞよろしくお願いします。

IMG_0001.JPG

私は相変わらずパースにおります。
上の写真は大晦日、まだまだ暑い、パースです。
そう、こっちは今まさに常夏でございます。が、今はクーラーでちと冷えております。

さてさて!映画!!
去年は忙しくってあまり映画を見る暇が相変わらずなかったです(どーん)
映画館にいったのは本当に数本だなぁ。
単館系なんて『ミックマック』と『ニューヨーク、アイラブユー』くらいだもの。
そもそもこっちで単館系ってのは難しいんです。
あまりやっていなくって。

そんな中でベストを決めても正直しょうがないのですが、気に入った作品はこちらです。

『ミックマック』
もともと、大好きなジュネ作品。昔のちょっとおどろおどろしさが出ていて
是非是非DVDでもう一度堪能したい作品です。

『インセプション』
プロットがよかったなぁ。そしてこれはやっぱり映画館で見る迫力。
クリストファー・ノーランも毎度映画館に行くようにしておりますが、
『インソムニア』以外はちゃんと期待通りな作品ですね。
でもこれ、一番好きかも。

『AN EDUCATION』17歳の肖像
原題のほうが好きです。すっごい深い意味がこのタイトルには含まれていると
思うので。ビートルズよりも前のイギリス。興味深い!!

『トイストーリー3』
やっぱり好きだったこのシリーズ。おもちゃからの旅立ちってちょっぴり
切ないテーマ。私も昔大事だったお友達に会いたくなっちゃった。
でも実は9歳から愛してやまない子は今もパースに一緒にいます。
バズたちが聞いたら喜んでくれるかな。
シュレックがイマイチだったけどこっちはホント期待を裏切らない出来でした。

『ニューヨーク、アイラブユー』
確かに『パリ』のほうがヒットではありましたがこれもこれで。
大好きなブラッドリーが出てたのが嬉しいね。

このくらいかなぁ。ちなみにシャーロック・ホームズは一昨年に鑑賞したので
ランク外。ハリーポッターはよかったけど評価は次を見てからかな。
ってかハリーのヒゲに腰抜けそうになりました。

DVDは
『Hungover』

『Forgetting Sarah Marshall Poster』
がツボでした。
ああ!そうそう、
『Japanese Story』
皆様、これ知っていますか??私が一番考えさせられた作品、実はこれが
一番かもしれない。

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今年はすでに昨日
『The Tourist』
を見てきました!感想はのちほど。
ヴェニスは美しかったぞー!

今年はがんばってこまめに見たいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
posted by minori at 21:07| 宮城 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 映画インデックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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