2015年06月17日

Announcement

Well, it's been ages since I updated.

Due to the study and lots of other stuff, I haven't been able to update this blog quite long time. Also I didn't have enough time to watch movies.

The life in Perth is quite challenging but I am still here and am be able to go back to the life with movies.

Now I would like to start writing the review of movies and also to write a little bit about English, maybe.
Currently I cannot write in Japanese but will update with a translation later on but love to say hi to you all.

Regards,
minori :)
posted by minori at 10:35| 宮城 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月27日

『Before Midnight』

久々の映画コメント。

私の出発点でもあった『Before Sunrise』そして『Before Sunset』の続編『Before Midnight』を見てきました。

電車の中で誰かちょっと素敵な人を見つけて、たまたまその人がどういう因果か自分に声をかけてくれて、そこから急激に親しくなる。こんな状況があることはほとんどないんでしょうが、いざ話しかけられて、英語がしどろもどろで「あいあむぐっどさんきゅー」なんていうしょうもない受け答えしかできなかったら、せっかくの出会いも活かすことができないな、と思ったのが私が英語を始めるきっかけでした。これが今からどうやら記録によると8年前の春のこと。当時は字幕についていくのですらやっとだったこの映画、8年後の今は字幕なしで、そしてここオーストラリアの映画館で見ることになるとは(敢えて一人で見たかったこの映画、見た後で一人でよかった、としみじみ)思いもよりませんでした。あれから8年、私はウィットに富んだ会話ができるようになったのかな。少なくとも「アイアムグッドサンキュウ」で会話が終わることはもうないと思います。

若かったジェシーとセリーヌも中年で子どももいる。だから会話だって当たり前だけど日々のルーティーンのしょうもない会話になってしまう。そんな二人が久々に二人きりで「歩く」。この映画に共通している歩きながらの会話はただのカップルの会話であるだけに、すごく身近に感じるし、まるで自分がその場にいるようになってしまう。若いセリーヌはちょっとその小悪魔的なコメントも「かわいい」というだけで終わってしまうところが、年をとるにつれ、口の減らないおばさんになってしまっているところもリアルだし、またそこがかわいらしい。息子との関係で家族に負担をかけてしまっているジェシーも相変わらず「もっとしっかりしてよ」という感じになってしまうのは、男の人ってどうしてもそういう部分があるはずだし、それまたご愛嬌。ポンポンと続く会話が本当にリアルで、これはセリフを覚えるだけではこんな風にはなれない。実際友人同士であるこの二人だからここまでできるんだろうな。

みんなでの食事のシーンもよかったなぁ。特に海外ではこうやってみんなでワインを傾けて、それぞれが色んな話をして、ということがよくあるから、これもまたリアルで楽しめた。名前忘れたけどお友達のおばちゃんの話も心を打った。たぶんそれはジェシーかセリーヌのどちらかがいつか味わう痛みだからなのか、自分のことを考えたのか。

ギリシャの美しい風景もまたよかった。
今回はフラッシュバックのラストシーンがなかったけど、それはたぶん、二人にはそれが必要がなかったから、というふうに解釈していいのかな。

会話ばっかりを追うのは大変だったけれど、それでも心地の良い映画だったな。またいつか、続きを見るのがとても楽しみ。
ラベル:映画「は」行
posted by minori at 17:32| 宮城 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画「は」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月26日

2012アカデミー考察



2012年アカデミー考察を少し。
残念ながあら今年は2作品を見逃してしまいました。
機会があったらその二作品も是非鑑賞したいものです。

去年のアカデミーになんとなくしっくりこなかったものを感じていましたが、
今年はどの作品もとにかく単純によかった。
ジャンルが違うからこれの中で一つ選ぶという作業は本当に厳しいと思われます。
特に私が気に入った5作品はどれもこれも甲乙つけがたい!



細かい感想は…続きを読む
ラベル:アカデミー賞
posted by minori at 12:38| 宮城 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画について。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月07日

『Midnight in Paris』ミッドナイト・イン・パリ

いつもだらだらとしゃべるうだつのあがらない男のこの映画、
舞台がパリだったからなのか、登場人物たちが魅力的だったからなのか、
物凄く大好きになってしまった『Midnight in Paris』。



Midnight in Paris


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posted by minori at 22:07| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画「ま」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月13日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
ご無沙汰しております。あまりに更新しなさすぎて広告が…。

皆様映画、みてますかー?
私もコツコツとみています。
今週は
シャーロック・ホームズ2
をみてきましたー。

今ドラゴン・タトゥーの女(スウェーデンヴァージョン)を見てました。
面白かったので近いうちにデヴィッド・フィンチャー版を見てみます。

2011年は結構見ていたので(ここ、オーストラリアに来て以来)
またすぐにベストを決めて発表しまーす。
posted by minori at 23:13| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画について。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月24日

『Never let me go』わたしを離さないで

なかなか評判のよかった『Neverlet me go』
ようやく見れました。

Never Let Me Go



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posted by minori at 16:39| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画「や・ら・わ」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『Horrible Bosses』

えー。私現在ボスに悩んでいます。彼はサイテーです。自分をキングだと思ってる。言うのは簡単。
でも実行するのは私たち。出向先から急に戻されて、急にこき使われて、日々私の言葉は
荒れるばかり…。なるべく汚い言葉を使わない、というのが私の英語のポリシーですが、
ダメだ。荒れる…。

Horrible Bosses



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posted by minori at 16:07| 宮城 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画「は」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月17日

『Mother and Child』愛する人

母という存在は大きい。

Mother and Child

父親も勿論だけど、それよりも、やはりまずは母親。
彼女達の愛情は、たとえ手放さなくてはならなくなったとしても途切れることはなく。

51歳になるカレンは14歳で子ども産み、手放した。
その娘も今や37歳。バリバリと働く弁護士。

その長い空白を埋めるのはたやすいことではない。
何かがかけている二人には人間としての何かがかけていた。

だけどそれを取り戻そうとするとき、二人は少しずつ歩み寄り、
そして人として急激に成長し、優しくなっていく。

正直、ぎすぎすした二人にあまり最初は好感がもてなかった。
人間ってこうやっていくつになっても成長するんだな、と
途中から「大事な何か」をしっかり持って生まれた私にはわからないことが
ある、とも気付かされた。親の愛、特に母親の愛、それはやはりなってみないと
完全には理解できないんだろうけど、これのおかげで人間ってこうも
あたたかくなるもんなんだな、と感じた。

印象的だった子どもを望むルーシーのエピソード。
彼女はとても素敵なキャラクター。それだけに彼女に与えられた仕打ちに
腹が立った。最後の最後で惜しくなった気持ちはわかるけど、
でもそんなぎりぎりで。レイははじめからあまり好感の持てるタイプじゃなかったけど。
若さゆえの上から目線というか。
そんな苦労をして(多分彼とも別れたんだろうね)手にいれた赤ちゃんに
苦戦して自分の母親に「母親になれ」と怒られた彼女。
みんなそうやって母親になっていくのかなぁ。

これから母親になり、少し心の氷もとけたエリザベスと盲目の少女、ヴァイオレットとの
会話も印象的だったなぁ。

希望のある、光のある未来がエンディングには潜んでいて、
すごく心が温まりました。
posted by minori at 22:29| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画「ま」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月01日

『A Single Man』

洗練された、素晴らしい映画。アイテムのひとつひとつが引き立ち、
シーンのひとつひとつが印象的。

A Single Man
A Single Man


映画を見終わってからこれが、デザイナーであるトム・フォードの初めての監督作で
あったと知りました。途中でキューバ危機のラジオが流れていることでようやく年代が
つかめたくらい、ジョージの家は洗練されていて、古さを感じないことに驚いた。

服の並べ方、アイテムの置き方、すべてが計算しつくされていて美しい、
その上コリン・ファースのこれまた洗練された演技が憂いを醸し出しその相乗効果で
この映画を完璧にしつくしているよ…。恐るべし、新人監督。
この色調は有名になる前のクリストファー・ノーランを
なんとなく思い起こさせた。彼のデビュー作も相当洗練されていたから。

ストーリーはゲイである英国人教授ジョージのとある一日を追っている。
彼は16年も連れ添ったゲイのパートナーをなくしたばかり。
この日をもって彼もその人生に幕を引こうとしている。

大切な人を失って、彼はもう自分が生きていくことに意味がない、と思っている。
だけど、人と人は色んなところで繋がっていて、彼はそれを深く味わうことになる。
ダークな色調のオープニングに比べてだんだんと明るくなっていく彼の世界。
今は悲しみで打ちひしがれている彼だけど、元々はユーモアのある楽しい人なんだな、
というところが後半でちらりほらりとわかってくる。
この日一日で、彼は何人の人のことを考えただろう…。家政婦、受付のお姉ちゃん、近所の子どもetc
私が一日でこんなに沢山の人のことを考えたこと、あるかな、と思っちゃった。
目を凝らしてみれば、きっと色々なものや人が私達に毎日関わっているわけで、
普段は忙しさにかまけて、そして当たり前なことにかまけて気付かないだけなんだよね。

ジムとの出会いを思い返すシーンや、同じ種類の犬にキスするジョージの姿が切なかった。
こんな繊細な演技を出来る人はやっぱりコリン・ファースくらいしか今考えられないかも。
アメリカにいるブリティッシュという設定もまた面白い。彼の英語はコテコテのブリティッシュではなく、
アメリカ英語と面白い具合にミックスされていたのも興味深い。

ラストのフクロウ、私はあれを見たとき迎えがきたのか、それとも自由になっていいよ、と
言いに来たジムだったのか、と思ったんだけど、まさかそう来るとは…。
ラベル:映画「さ」行
posted by minori at 20:49| 宮城 ☁| Comment(6) | TrackBack(2) | 映画「さ」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月26日

『Precious』

本当に偶然、先日の誕生日の夜にオージーの友人二人と、
子どもに対する暴力やらそういう話でかなり申告に語り合いました。
友人がそういう関連で働いているので彼女は毎日そういう辛い話を
聞いているわけで、怒りも悲しみもやっぱり普通の人よりも強く感じています。

プレシャス [DVD]
プレシャス [DVD]

この映画を見て、また子どもに対する暴力について、考えさせられました。

まぁこのプレシャス、生い立ちが酷い。
ここまで劣悪な環境に置かれた子はそうそういないと思う。
実の母に憎まれ、父親にはレイプされ、二人目の子どもを妊娠し、
学校も退学にされ…更には…。

そんなプレシャス。おデブではっきりしなくて、夢見がちな彼女。
ちょっとその態度にイラっとすることもあったけど、
それでもあのけなげな態度。前向きに進む彼女が輝いているったら。
あんな辛いことがあっても、文句をブウブウ言うわけでもない。
あの異常な空想癖は傷つく心をどうにかして和らげようとしていたんだな、と
頷ける。なんとも健気な。

どんなことがあっても、側にいてくれるはずの母親があれでは、
本当に救いようがない。確かに、愛されなかった母親の気持ちはわかるけど、
腹を痛めた母親があんな風に娘を傷つけるなんて信じられない。
そしてその母親である祖母も、どうにかならなかったんだろうか、と
思ってしまう。

子どもは親を見て育つ。その親があんなだったとき、子どもは一体どうなるんだろう。
いつ死んでもいい、なんて思ってたプレシャスが出会った二人の人、
先生と、そして愛する息子。
『書きなさい』と強く訴えた先生の優しさと厳しさ、あの姿が母親の姿なはずなのにね。
誰かに愛してもらえると気付いた彼女の微笑みが素敵で、
酷い状況に置かれて、この先も厳しい生活が待っているのは目に見えているけど、
彼女の幸せを願わずにいられない、そんな映画でした。
ラベル:映画「は」行
posted by minori at 20:40| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画「は」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする